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苦境に陥る「ハイスペック」中年トレーナー達

来月で42歳になってしまうんだけれど、最近周りの同年齢や少し上の年代のトレーナーの人達が「SCやATは大学院教育にした方が良い」とか、「アメリカが原点のSC専門職は日本では参入障壁が低すぎて誰でもなれる。それが発展を阻害している」といった発言を良くしているのを見るようになった。


博士課程を出ていたり、海外で勉強してきたようないわゆる「ハイスペック人材」的なブランディングで何とかなってきた同世代のトレーナーも、コロナのせい?なのか、ここにきて相当厳しい状況に陥っている人が多い。


そうした危機感やフラストレーションが「筋トレだけしてる奴には指導なんかできない」、「SCはアメリカでは徒弟制度で師匠からイロハを教わる…日本は資格もないやつがSCを名乗れるから低レベルなんだ」等の発言に繋がるのではないだろうか?


しかし正直なところ、経験があろうがなかろうがトレーナーを選ぶのは消費者なので、経験や資格があるのに消費者から選ばれないようなヤツこそが相当にヤバいのであって、そんなヤツは日本の文化にダメ出しする前にもっと自分自身を見直せよ、ビジネスとして成立させるために勉強しろよ、と思う。成功体験を捨ててアンラーニングしろよ、と。


でも、そんな事言っても聞いてくれないんだよね。海外で…プロチームで…日本代表で…といった経歴は、人の成長を停滞させる魔力でもあるんだろうか?


それって「元」なんでしょ?じゃあ、「今」はなに?10年前の経歴なんて、何の役にも立たないよ。1年前の経歴でも、クソの役にも立たない。昔取った学位なんて、1番役に立たないよ。大切なのは「今」何をしているか、だ。


時代は変わり続けるし、学びに終わりが来る事もない。そんなに「ヒト」は浅くない。


変わり続け、学び続け、前に進むしかない。SNSで他人や社会を責めても何にもならない。プロフィールに過去の栄光を書いても何も変わらない、変えられない。論文を読んだフリをしても、賢くなる事もない。


過去にしがみつき、他責にすればする程、成長から遠ざかって行く。


実践と学びを続ける。そしてそれを人の役に立つ形に還元する。それに集中すれば、迷う事も苦しむ事もない。




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