職人とビジネスマンの間③

 やりたい事を長く仕事にして行くには「提供力」が不可欠で、他人と同じ提供力しかなければ競争に勝つ事はできない。海外に行って勉強した、と胸を張っているATCが、現場ではストレッチとアイシングしか出来なくて平然とクビになるなんて事は山程ある。今日の自由競争社会では、学歴・資格・経歴と提供力は必ずしも一致しない。1年目の若手パーソナルトレーナーの稼ぎに負ける元プロスポーツや元日本代表トレーナーは数えきれない程いる。

 それは当たり前で、そもそも無駄にプライドの高い中年のおっさんと爽やかな若者、どっちと話をしたいかと言われたら、後者になるに決まっている。提供力の入り口で負けているのだ。それを覆すために元プロ・元日本代表を連呼する人をたくさん知っている。

 チームの看板が外れて自分という看板しか無くなった時、失った権威を振りかざす程虚しいものもないだろう。

 

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20代の頃、R-body恵比寿店と言えば憧れの対象だったと言っていい。 一種、そのブランドを象徴した旗艦店がなくなるのか…。 当時同じような「ファンクショナルトレーニング推し」のジムと言えば、今は無きフィジカルアーキテクトくらいで、恵比寿という立地も相まって若い頃の僕はすげぇな〜いいなぁ〜なんて思っていたものだ。 コロナもあるし、経営者はいろいろ考えるタイミングでもあるんだろうな…なんて月並みな感

入会していただいた皆様への特典(と、言うのもおこがましいんだけれど)としてパーソナルトレーニングがあります。 最近多くの方が利用してくれていて、ありがたい限りです。 このパーソナルトレーニングですが…目的やら競技をやっているやらの条件は、一切不要です。 動く事を楽しんでみたい、たまには違う人とトレーニングしてみたい、ヒマだから行ってみようかな…そんな事でも全然大丈夫です。 普段と違う事をしてこそ、

仮説の立た方には、大きく分けて二つある。 それは帰納(きのう)か演繹(えんえき)である。 もうこの時点でページを閉じようとする人も多いだろう。 だが、私達トレーナー、セラピストの仕事のコアは基本的に仮説の立案とその検証にあるので、ページを閉じたくなるような人は他人の健康に関わる仕事はしない方が良いだろう。論理的思考ができない人にこの仕事は務まらない。 仮説がちゃんと立てられるだけで、仕事の95%は