優秀な若者達
最近、すげえな、と思う若者と接する機会が多い。
単に知識があるとか大学院に行っているとかいうような事じゃなくて、自分で考えて行動に移してトライ&エラーの渦に果敢に挑み、自分の思考と試行を洗練させようとしている。そんな若い人達と話す事が多い。
自分が同じ年齢だった時、こういう風にできただろうか?と、彼らが帰った後考えてしまうし、彼らが今の僕と同じ年齢になった時に何を思って何を見ているのだろうか?としみじみしてしまったりして。
彼らはすでに「捉え方、考え方」で生き方が変わったり、道が開かれて行くのを、心のどこかで理解しているんだ、と話をしていて感じる。
すげえな、と思う。リアル坂の上の雲だな、これがサミュエル・ウルマンの言う青春だな、と思う。
くだらない常識の皮をかぶった集団的偏見や同調圧力を跳ね除けて、今持っている眩しいほどの志を貫いていてほしいし、どうか人や時運に恵まれてその志を保てる巡り合わせであってほしいと、本当に思う。
吉田松陰さんはその生き方が志ドリブン過ぎでぶっ飛んでいて、僕はめちゃくちゃ尊敬しているんだけど、その言葉に「志をもって万事の源をなす」と、「志士は溝崖(こうがく)にあるを忘れず」というのがある。
志が全てだし、志を保てれば崖や谷に落ちて死んでも構わん、という意味だ。これはもはや名言を超えて普遍的真実、実験不要なまでに人の在り方、生き方を示している。
志があれば人は輝くし、それを保ち続ける限り何かに絶望したり、人や社会を妬み責める事もない。
僕自身も「身体を知り、身体を使う事の楽しさ」を共有する事が一つの志だけれど、そのおかげで今まで生きてこれた。志の大切さは少しは理解しているつもりだ。
だから、若い人達がそれぞれの志を貫いて悔いなく生きていく手助けができたら良いな、と思う。
まあ、まだまだ自分の事で手一杯で全然修行が足りないんだけれど。
若手トレーナーの部会を作って、それぞれ刺激し合えるようなコミュニティを提供するのも良いかも知れない。誰か興味ある人いたりしない?