下ネタではない
例えば頚椎のアライメントを改善しよう、と思った場合、そのための手段は無限にある。
徒手療法やら運動療法やら、目だの噛み合わせだの胸椎だのと言っていけば、その組み合わせは無限なのだ。
だからこそ評価が大切で、頚椎のアライメントが不全になった原因や痛みが出ている原因、それらを生み出した姿勢の原因、動作への認知、ライフスタイルなんかを評価していって、最も合目的であろうと思われる短期的介入と長期的介入を選択する事になる。
例えば徒手療法のみで根本的に解決できる事はほぼない。はっきり言ってほとんどの徒手療法が感覚の閾値が変化したとか血流量が変化したとか、ごく短期的かつ対症療法的なものでしかないので、徒手療法はその後に行う認知行動療法やらをスムーズに行うための前フリでしかない。
批判を恐れずストレートなド下ネタで表現すれば、徒手療法など前戯に過ぎない。
その場限りの「痛くなくなりました」をゴールにして来院リピートさせる治療家や徒手療法家が多いが、本当に「痛くなくなりました」を目指すなら徒手療法だけにこだわる必要など、どこにもない。
長い人生で育てあげてきた「痛み」を解決するには、ベッドの上だけ、手だけでは絶対に無理なのだ。これは下ネタではない。事実だ。