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下ネタではない

例えば頚椎のアライメントを改善しよう、と思った場合、そのための手段は無限にある。


徒手療法やら運動療法やら、目だの噛み合わせだの胸椎だのと言っていけば、その組み合わせは無限なのだ。


だからこそ評価が大切で、頚椎のアライメントが不全になった原因や痛みが出ている原因、それらを生み出した姿勢の原因、動作への認知、ライフスタイルなんかを評価していって、最も合目的であろうと思われる短期的介入と長期的介入を選択する事になる。


例えば徒手療法のみで根本的に解決できる事はほぼない。はっきり言ってほとんどの徒手療法が感覚の閾値が変化したとか血流量が変化したとか、ごく短期的かつ対症療法的なものでしかないので、徒手療法はその後に行う認知行動療法やらをスムーズに行うための前フリでしかない。


批判を恐れずストレートなド下ネタで表現すれば、徒手療法など前戯に過ぎない。


その場限りの「痛くなくなりました」をゴールにして来院リピートさせる治療家や徒手療法家が多いが、本当に「痛くなくなりました」を目指すなら徒手療法だけにこだわる必要など、どこにもない。


長い人生で育てあげてきた「痛み」を解決するには、ベッドの上だけ、手だけでは絶対に無理なのだ。これは下ネタではない。事実だ。













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セミナービジネスをやっているトレーナーさんのほとんどが、ちゃんとトレーニングをしている訳でも、身体の扱いが上手い訳でも、臨床を突き詰めている訳でも、スポーツ現場で日々悪戦苦闘している訳でも、研究の大変さを日々感じている訳でも、パーソナルトレーニングを月300本やっている訳でも、新しい知見を創造している訳でもないんです。 知識の盗用・剽窃をして安易にお金を稼ぐ方法を知って、甘い汁を吸っているだけの人

もう20年もトレーナーという仕事をしていると、知り合いも同じ業界の人ばかりになってしまう。 でも、プライベートで同じ業界の人ばかりと関わっていると視野が狭くなってきてしまう部分がある。 なので、プライベートでは動物とか、空間デザインとか、建築とか、服飾とか、カメラマンとか、心理職とか、格闘家とか、植物の専門家とか、「トレーナー」という仕事とは直接関係ない人達と交流するようにしている。敢えてそうして

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