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一生遊んで暮らしたい

今は亡き祖父とマージャンをしていた高校生の時、唐突に「将来何をしたいんだ?」と質問された事がある。


シンプルにバカだった僕は「うーん…一生遊んで暮らしたい!」と答えたんだけど、祖父は結構真剣に「じゃあ真剣に遊ぶしかないな。遊びを仕事にするしかないな。」と言った。


「何ソレ?」と思わず吹き出してしまったんだけれど、これは今思えば真実中の真実を教えてくれていたんだと分かる。


「マージャンは勝つよりも負けないようにしていれば、夜が明ける頃には勝つ。」とか、ふざけてんだか真面目なんだか様々な事を言っていた祖父は、シベリア抑留で父を失い(私の曽祖父)大きな戦争をサバイバルして平和な時代を見た。


そんな激動の時代を生きた人が、生まれた時から平和な時代を生きるバカな高校生だった僕に「生き方」や「生きる意味」を伝えるには、説教よりもそんな伝え方の方が刺さるのを知っていたのかも知れない。


苦労した話よりも、戦争中に見た綺麗な景色の話をよく教えてくれた。


そんな大人になりたいな、と思ったりする。

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